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JCL 佐木島ロードレースのスタッフ記 [自転車]

皆さん、こんにちは。

昨日の夕方から断続的に強弱をつけた雨が降り続いています。
日中はほぼ天気がもったので良かったのですが、ちょっとこの降り方は嫌な予感がします。
新幹線や在来線はストップしていますし、今日広島で開催予定だったクリテリウムも中止になりました。
現地スタッフの話だと、道路が一部冠水しているそうで、レースどころではないとのこと。

さて、昨日は三原沖の佐木島で開催されたロードレースのボランティアスタッフを務めて参りました。
ボランティア本部副本部長という任務で、スタッフの動きを確認しつつ、遊軍で動き回る感じで、昨日だけで2万4千歩歩いていたようです(笑)。

朝4時過ぎに起床し、着替えて準備ができたところですぐ出発し、途中のコンビニでパンとコーヒーを買い、運転中に朝食を済ませました。
三原港には5時40分ごろ到着し、スタッフの点呼を済ませて佐木島行きのフェリーに乗りました。
フェリーの中でもヴィクトワール広島が準備したおにぎりをいただき、ほぼ満腹です。

会場に着いてからは、初めてのことで皆戸惑うところがありましたが、各担当が持ち場に散って行き、その作業状況を確認して回りました。
スタッフ無線を渡されていたので、連絡を取り合うのは楽で助かりました。
自分はこういうことは初体験なので、分からないなりに体を動かしたつもりです。
片山右京さんを生で見れたのも感動しました。
F1ドライバーの頃からメディアを通じてしか見たことのない有名人です。

コース監視員がコースに散っていくのと同時に、監視員の弁当を配布するためオーガナイザーカーでコースを回ってきました。
1周10kmちょっとの島ですが、場所によってはテクニカルなコーナリングが必要な感じでした。

そしてホビーレース、メインレースと順次開催されていきました。
ホビーレースの遅い人は、ゴール手前で足止めを食らいDNFとなり、メインレース開始後にゴールまで戻れたそうです。
DNFとなった人から不満の声が出ているのをたまたま聞きましたが、サイクリングイベントじゃないし、そりゃ自業自得ってことで。
次はDNFにならんように脚を鍛えてリベンジしてください。

次は監視員の送り込みと監視員用ドリンクの配達でヴィクトワールスタッフ運転のオーガナイザーカーに乗り込む機会がありました。
レース中のプロトンの後ろに広報やサグ車の後ろを走るのですが、プロトンと同じ速度で走っているので、選手たちがどれぐらい出しているのかが分かります。
激坂でない坂ですが、40km/h近くで走っているのを知り、さすがだなと思った次第です。
平坦は50km/h近く出ていたのではないかと。

で、昨日知ったこととして、キナンレーシングチームはコルナゴV3-RSを使っていて、自分と同じ白青(ビアンコ)、赤黒が半々って感じでした。
ホイールはフルクラムSPEED55を履いているようでした。
ヴィクトワールを応援する立場ですが、こっちも気になりますね(苦笑)。

スタッフの特権といいますか、レース前後のプロチームが一体何をしているのか、役立つ機会はないと思いますが、とても勉強になりました。
おおよそですが、メカニックが組み立てや調整をしている横でミーティングをし、その間にメカニックが次々と車検を通し、準備できた選手からアップに入る感じです。
アップ用のローラーは全チームハイブリッドローラーで、チームカーの横に斜めに並べ、一斉にアップし散る光景は圧巻でした。
ハイブリッドローラーはあまり高負荷で使えない印象ですので、こういう使い方があるんだなと思ってみていました。
自分はホビーレーサーですから、アップ用のローラーは不要ですが(笑)。

レースの展開ですが、早々に逃げ集団とメイン集団に分裂しましたが、ほぼ全チーム逃げに3名前後送り出している感じでした。
途中の展開は見ていないので分かりませんが、逃げを打っては吸収されてを繰り返しているように聞きました。

7周回目ですかね、S/Fラインを過ぎた先で落車が発生しました。
すぐ近くにいたのですが、角度的に見えませんでした。
別のスタッフから瞬間の動画を見せてもらいましたが、補給直後にバランスを崩して転倒したところに後続の選手が突っ込んだように見えました。
頭部に損傷があったようで、ドクターヘリか高速救急艇どどちらかって言っていましたが、霧でヘリが飛べず救急艇での搬送となったそうです。
骨折は免れないと思いますが、無事に復帰できることを祈ります。

その後も数度落車が発生したそうですが、やはり雨中でのレースは危険がつきものです。
最後は集団のままゴールスプリントにもつれ込みまして、最後4人の戦いとなりましたが、ヴィクトワールがまさにリム高差ぐらいの差で勝利しました。
監視員の交代をどうするか検討が続く中レースが決着したので、ラスト3周回はフィニッシュラインの少し先でずっと見学していたような感じでした。
いいレースが見れました。

VIP席が近くにあり、スポンサー企業の重役が揃っていましたが、大歓喜でした。
関係者の皆様、本当におめでとうございます。

それからは会場の撤収作業に入りましたが、自分はホビーレース用のサイクルラックの片づけをし、その後横断幕の回収でコースに入りました。

15時ぐらいまでに片付けが終わり、16時過ぎのフェリーで三原に戻りました。
ものすごく疲れましたが、とてもいい経験ができた一日となりました。
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