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東広島市内の被災状況を目の当たりに [雑記]

皆さん、こんばんは。

今週は西条(東広島)にて復興支援の業務を行っています。
被災直後には出番がなかったのですが、9月以降徐々に復興支援業務を行うようになっています。

ここ数日山陽本線を利用していますが、瀬野より東は凄まじいですね。
至る所に崖崩れや土石流の痕が残っており、線路をまたいだ区間は今なお最徐行です。
川の護岸も至る所が崩れたままです。

志和、西条、黒瀬の土石流現場に行きましたが、道路を下ってきたところもあれば段々畑や棚田を下ってきたところや山ごと崩落してきたところなど様々ですが、水と土砂・岩の破壊力を見せつけられた感じです。
広島国際大学の前なんて、スキーゲレンデかというような土石流が流れていました。
スケールの大きさにただ圧倒されるばかりですが、学生寮にいた学生たちは生きた心地がしなかったと思います。

道路の土砂撤去は済んでいますが、田畑や空き地などは今なお手付かずの状態です。
田畑に侵入した土砂はそのまま堆積しており、普通田んぼの場合稲を植えているところと畔に段差がありますがそれがなくなっています。
深いところで40センチぐらい堆積しているようですが、そうなると稲も押しつぶされて収穫ゼロっていうところも多いようです。
浅く堆積したところは収穫できたところもあるようですが。

運よくため池などが防波堤になったところもあれば、ため池の堤体が破壊されているところもあり、山が近いところは運不運がいろいろあったのではないかなと思った次第です。

JRの227系の電光掲示に「がんばろう広島」と出ていますが、まさにその通りだと思いました。
政府が復興割とかの観光キャンペーンをやっていますが、それは本当に困っている人まで届かない支援だと思いますので、もっと知恵を絞って本当に困っている人にとどくような支援をするべきだと感じた次第です。
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